秀逸な音楽と振付に味わい/ダンスオペラ「青ひげ城の扉」 (中日新聞 2005/2/23)
若い娘が、不気味だが大金持ちの男と結婚。男は「あの部屋だけは絶対に開けてはいけない」と言い残し旅に出る。新妻は好奇心を抑えきれず、その部屋を開けてしまう。するとそこには前妻たちの死体が…。フランスの昔話「青ひげ」を知らない人はないだろう。ハンガリーの作曲家バルトークはこの昔話を題材に、オペラ『青ひげ公の城』を作曲した。歌手は二人だけ。男の深層心理をあらわす七つの扉を、若妻が次々に開けさせ、最後には自分もその扉の向こうに消えていく。