| 訳書2.1-2 ニジンスキーの手記 |
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書評 (毎日新聞 1998年8月30日 評者・沼野充義氏) 部分 日本でも従来、市川雅氏の格調高い訳文(現代思潮社)で広く読まれてきたものだが、じつはこれは英語からの重訳であり、底本となった英語版自体がニジンスキーの手帳のおよそ3分の1を省略したものだった。ロシア語原文かれ省略なしに訳出された今回の邦訳が、「完全版」と銘打たれているゆえんである。以前の英語版では、ニジンスキー夫人に不都合な箇所や、性的な事柄について論じた部分、あけすけな卑わいな表現などがすべてカットされていたのである。 |
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書評 (読売新聞 98年8月10日 評者・川上弘美氏) ニジンスキー。20世紀初頭のバレエ界に彗星のように登場し、天才的舞踊や創作をあらわしたが、僅か十年後に精神を病み、その後は一生回復しなかった人物。「悲劇の天才」とも形容されたニジンスキーが、精神を病む寸前に書いた手記と、併せて翻訳者鈴木晶氏による評伝『ニジンスキー 神の道化』が、同じ出版社から同時に出版された。 |