| 著書2 フロイト以後 |
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講談社現代新書編集長(当時)の鷲尾さんに依頼されてから書き始めるまでに数年かかった。いつまでたっても書かないので、講談社のPR誌「本」に連載することになった。連載だから、1年後には自動的にできあがってしまった。 |
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短評(「風」1992年6月6日 評者・巽孝之氏) あのフロイト博士に関する簡潔明快な最新ガイドブック。ユングやラカン、ドゥルーズ&ガタリといったフロイト以後の現代精神分析思想家たちの流れにスポットをあてた筆者の語りが冴えわたり、抱腹絶倒の展開が楽しめる。名エッセイストの登場である。 |
| 夢と記憶(第2章の2「夢判断」より) 私事で恐縮だが、小学校を卒業してから数年後のこと、ある夏の日に街を歩いていたら、前方に停まっていた車から一人の中年男性が降りたち、「やあ、鈴木くん」と言って、こちらに近づいてきた。小学校五、六年のときの担任の先生だった。汗をふきふき、「いやあ、教師稼業に嫌気がさしてね、医薬品のセールスマンになったんだが、これもなかなか楽じゃないよ」と言う。その後どんな話をしたのかは覚えていない。小学校教師からセールスマンへの転身というのが、当時の私にはなんとも印象的だった。 |
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