A-b-3 ウェストウィッコム Westwycomb


 ロンドンから西のほう、たとえばコッツウォルズのほうに行くと、かならず通る町である。
 ナショナル・トラストについてはもはや説明不要だと思うが、このウェストウィッコムの表通りもナショナルトラストが買い取って管理している。
 町はずれに、むかし石灰を掘った炭坑(?)の跡があり、そこは観光地になっている。ここの御領主さまが観光地にしたそうな。
 ウェストウィッコムというからには、もちろんウィッコムとうより大きな町がある。そこの町までむかし道路を建設し、それにここの石灰を使ったそうである。
 ここの領主の館(の門)。
 小林章夫氏の『イギリスのクラブ』という本にも出てくるが、むかしここの領主は「ヘル・ファイア(地獄の劫火)クラブ」というのを主宰していたそうな。
 そのクラブの集会所が建物のてっぺんにみえる金の玉である。あの玉の中は部屋になっているのである。