A-b-2 シッシングハースト Sissinghurst


 シッシングハーストは、英国の最も大きな貴族の館の一つである。というより、作家ヴィータ・サックヴィル=ウェストの家として有名。
 サックヴィル=ウェストは、かつてはヴァージニア・ウルフのレズ的愛人として知られていて、『オーランドー』のモデルとしても知られるが、最近は作家として再評価がすすみ、ヴィラーゴというフェミニズムの出版社から作品がたくさん出ている。
 ここ、シッシングハーストの庭園は、ヴィータが丹誠を込めて作り上げたらしい。ヴィータは、小説だけでなく、ガーデニングの本を何冊も書いている。
 息子が書いた本(『ある結婚の肖像』晶文社)によると、彼の父母、すなわちニコルソンとサックヴィルーウェストは、夫はゲイ、妻はレズ、という夫婦だったらしい。
 公開されているのは夏の間だけである。
 ハイ・シーズンには、たいへん混雑し、入場制限されるため、外で2,3時間待つことになる。