A-b-1 ギルドフォード Guildford


 サリー州の州都ギルドフォードは、ふつうロンドン郊外とは言わないかもしれないが、M3をクルマでとばせばロンドン市内から約1時間である。私は、この町にあるサリー大学の客員研究員だったのだが、最初にこの町を訪れたのはそれとは関係なく、ルイス・キャロルの墓参りのためだった。
 平和そうな穏やかな町だ。
 写真は、ギルドフォードの中心にある城趾。公園になっている。
城跡の中。
 1868年、キャロルが36歳のとき、牧師だった父親が死に、キャロルが妹たちの面倒をみることになった。キャロルがこの「チェスナッツ邸」を購入し、ドジソン一家は、長年住み慣れたヨークシャーのクロフトから、ギルドフォードのこの家に引っ越した。それ以来、ここがキャロルの故郷となった。
 そしてその30年後、キャロルはこの家で風邪を引き、気管支炎をこじらせて、なんともあっけなく世を去った。
 ハドスンの『ルイス・キャロルの生涯』によると、この銘板は1933年に除幕式がおこなわれた。左上が白ウサギ、中央上がアリスとハンプティ・ダンプティ、右上がチェシャ猫、下が赤の王様。グレイリー・ヒューウィットのデザインだという。
 市の共同墓地にあるキャロルの墓。