e 酒 Alcohol


 なんといっても、イギリスはビールの国であるが、最近はワイン党が多い。
 パブに行って、日本と同じようなビールが飲みたければ「ラーガーlager」と頼む。かならず「ラーガー」とのばす。「ラガー rugger」はラグビーの選手だ(どうせ多くの日本人はLとRを発音し分けられない)。たいていのパブは、ハイネケンとかフォスターを置いている。ちゃんと冷やしてある。
 ちゃんと分量を言わなくてはいけない。日本の中ジョッキくらいのが pint(パイント)。たいていの人はこれを呑んでいる。弱い人は half a pint と頼めばいい。
 イギリス独特のビールが飲みたければ「ビター」と頼む。方言によっては「ビッツァー」とか「ビッアー」と聞こえる。これは茶色くて、炭酸が弱くて、名前に反して苦くない。
 日本ではビールを「喉で飲む」というが、イギリス人はちびちびと少しずつ飲む。
 なお、イギリス人はたとえば3人でパブに行った場合、1杯ずつ割り勘にするということはなく、ひとりが最初の1杯(計3杯分)を払い、次のひとりが2杯目を払い、最後のひとりが3杯目を払う。イギリス人の友達といくときには、このことを覚えておくといい。
 イギリスの労働者の酔っぱらいはけっこうクセがわるくてコワイから、絡まれないように注意した方がいい。
 たいてのパブでは料理もだすが、日本でいう「つまみ」はない。クリスプスと決まっている。ソーセージ盛り合わせとかチーズ盛り合わせの類はない。
 なお、以前はパブといえば男のたまり場だったが、いまはそんなことはない。女性どうしの客も多い。昼間はほとんどフェミレスと化し、家族連れが食事に来たりする。ただし上のほうの階級の人は行かない。
 レストランではワインを飲む人が多い。ワインは日本のほうが安いと思う。
 ウィスキーは高いので、イギリス人はあまり飲まない。