| バレエの講義の聴講を希望する学生たちの声 法政大学でおこなっているバレエの授業(「身体表現論」)の、2000年度最初の授業で、学生たちに聴講を希望する動機をきいてみました。 とても「熱い」声が多かったので、ここにいくつかを転載します。もちろん自分の授業を自慢するためではありません。学生たちが受講したいのは、べつに「鈴木晶の」授業ではなく、バレエの授業なのですから。 いま、バレエの講義を聴きたいという学生がこんなにいるのだということを広く知ってもらいたいと思って、ここに掲載するわけであります。 いうまでもなく、法政大学は芸術系の学校ではなく、比較的女子の少ない「バンカラ」系の大学です。念のため。 なお、受講者数は約160人です。 ・私は5才からバレエを習い始め、今までずっと続けてきています。橘バレエ学校を今年卒業し(4月27日が公演)、大学を卒業したら、牧阿佐美バレエ団に入ると決めています。 バレエは私にとってかけがいのないものであり、奥深い芸術であるので、踊るだけでなく、講義を聞いて知識を深め、またビデオでまだ私のみていないものをみれることを期待しています。 ・私は日本舞踊の稽古に通っていますが、舞踊という広い範囲で、バレエにも興味を持ちました。日舞とバレエとの対象化や相似化を、同じ身体を使って美しく何かを表現することを、この授業から学びたいと思います。 日舞の世界にも、坂東玉三郎丈によるバレエの影響が見られるため、これからの日舞の表し方や、独特な世界観をみにつけたいです。 ・私は英文学科のゼミで、ニューヨークのオフ・オフブロードウェイについて去年勉強し、卒論も書くつもりです。そこで、舞台や身体の表現について、作品のテーマと照らし合わせて勉強していと思っています。また、頭で理論を考えるのでなく、「体」からの視点で表現について考えたいと思っています。実際目でみるという事も魅力的です。 是非受講させて頂きたいです。おねがいします。 ・この授業をとりたい理由は、私自身バレエを習っているからです。今年で14年目になります。そして法政の講義にバレエがあることを知って、どうしてもとりたくなりました。 私は今まで、クラッシックバレエしかやったことがなかったので、これからはモダンバレエにも目を向けてみたいです。 ・4才のときから今もバレエを習っています。もちろん趣味として社会人になってもずっとずっとおけい古を続けたいです。バレエは私にとって心身のリフレッシュであると同時に、自分がいちばん大切にしているもののひとつです。今は近所のバレエ教室で先生のお手伝いで小学生のクラスを教えたりしています。だから大学の授業でバレエの講義があるのは私にとって、とても魅力的です。どんな講義が受けられるか楽しみです。また先月の春休みにロンドンへ行ったとき、ギエムの舞台やアダムクーパーのSWAN LAKEも観て来ました。ロイヤルオペラハウスの近くのスタジオに実際にレッスンをしに行ったりもしました。基本的な知識は知っているつもりですが、是非この授業を受けたいです。 ・バレエが大好きで、小学校のころからやっていましたが、腰を痛め続けられなくなり、「見る」専門になりました。シルヴィ・ギエムや熊川哲也のこともとりあげるとしり、ぜひ、受講したく思いました。知識をもっと深めて、趣味であるバレエ観賞をすれば、もっと楽しくみれることと思います。あの脅威のジャンプの秘密、練習の時間や方法など、一体どうなっているのかきょうみがあります。クラシックとモダンだと、私はクラシックの方が好きです。モダンだと「ボレロ」などが好きです。 ・私は演劇やミュージカルがとても好きで、四季やパルコ劇場、シアターコクーンによく足を運びます。だからバレエにも興味は以前からあったのですが、どのように見てよいのか、とっかかりを探していました。バレエといえば熊川哲也ですが、彼には輝きがあると思います。彼の載っている雑誌にはよく目を通します。熊川哲也は何がすごいのかよく分かりませんが、単純に素人目に見ても美しいと思います。大みそかのボレロをみていいなと思いました。ぜひとりたいのでよろしくお願いいたします。 ・以前からバレエ、フィギュアスケートなどを観るのが好きで、独自にレンタルビデオやTV録画を集めていました。現在、応援団吹奏学部のマーチング部門でチーフを務めています。吹奏楽に合わせて踊りのふりつけをしているのですが、かなりバレエの要素を取り入れています。この授業でバレエについての深い知識を身につけ、今後に活かしたいと考え志望致します。よろしくお願いします。 ・私はバレエに興味を持っていて、人がいかに身体の各々の部分を使って表現できるかということを学びたいと思いました。高校の頃はバトン部で、ポンポンを使って表現することの難しさや、あるテーマにそって指先や足先の細かな部分を使って音楽に合わせて表現することのおもしろさを知りました。この講義でもっと高度な技術や表現の奥深さ、伝統を学びたいと思います。 ・以前、クラシックバレエを習っていたのでとても興味があり、一年生の頃から履修したいと思っていたのですが、一年生は履修できないし、昨年は年間休講で取ることが出来ず、また来年は就職活動が控えているので何回か休むはめになると思いますので、どうしても今年履修したいです。クラシックバレエは国内のバレエ団(所属していたというか、習っていた名古屋の松本道るバレエ団)のものですが、何回か公演を観ております。だからすごく好きです。これが志望動機です。よろしくお願いします。 ・去年は休講だったので、今年開講とあってすごく楽しみにしていました。 バレエは一度も見たことがありませんが、この授業をきっかけに見られるので嬉しいです。初心者にとって「きっかけ」ってすごく大切だと思っています。それが晶先生の授業とあれば言うことなし!!多くのことを学びたいです。!! ・去年とろうと思い楽しみにしていたのですが、休講でとても残念な思いをしました。今年こそ受講し、バレエの世界に踏みこみたいです。この講義で、先生の豊富な知識に触れながら、身体から湧き出てくる芸術を楽しみたいと思っております。 ・バレエの世界にはなかなか接する機会がないので、これを機に少し足を踏み入れてみたいです。母親が昔バレエをやっていて、今もインターネットでバレエの欄をチェックしていますが、僕は正直なところバレエの魅力には疑問でした。でも今日の白鳥の湖の女性のおどりを見て少し理解できたかもしれません。バレエはゆっくりしてそうでいて、一瞬も見のがせないものだと感じました。 ・わたしは感情をおもてにだすのがうまくないので、身体をつかって表現することを学ぶこの授業に興味をもちました。特に新学期で、また出会いなど多いこの時期に、伝えたいことがうまく表現できずにイライラしています。これからこの先、この授業を学んで新しい自分発見につながることを期待しています。 また、バレエを中心に学んでいくということですが、新しい自分の知らなかった領域にふみこみ、視野が広がることが楽しみです。 ・人間が舞台に出る表現自体に興味があります。人形浄るりなどもそれなりに好きですが、人間の役者の方が好きです。自分では観世流の謡と仕舞と太鼓を習っていて、能楽が大好きなのですが、能ばっかりだと何だかくさっていくような気が最近するので本講座の受講を希望します。シルヴィ・ギエムの背筋のスゴさと吐息のかわいさにドキドキしました。 ・なるべく子育てに役立つ科目をとるようにしています。ワタシは、自分の子供にバレエに興味をもってもらいたいです。バレエを経験している人は、姿勢が素晴らしくシュッとしているし、人体の一番美しい形、美しく表現できるもの、それがバレエと考えるからです。自分の子供に興味をもってもらうため、自分ももっている身体でどこまで表現できるのか、それを学びたいと思って、この科目を希望します。表現力豊かな子供に育ってほしい。 ・私自身バレエに縁がなく過ごしてきたのですが、一度生で見てみたいなという願望はあり、シラバスを読んで、私の求めているものが授業にあるなんてと感動し、ぜひ受講してみたいと思いました。実際今日の授業では、今まで思い描いていたバレエとはまた違ったバレエを見ることができ、おもしろかったです。新しい発見でした。もっと詳しく知りたいです。 ・私は前にバレエを少しやっていて、前にニジンスキーのことを読んだり、色々見たりして、バレエはつま先でくるくる踊るだけじゃなく、その他の表現方法などにたいへん興味を持ちました。それでこの授業はバレエを見にいくと書いてあったので、とてもおもしろそうだと思いました。絶対にとりたいと思っています。 ・私は小5の時、『はだしのバレリーナ』という三人のバレリーナの本を読みました。何ともなしに手に取った本でしたが、その本を何回も何回も読んでバレエに大変興味を持ちました。それから『アンジェリク』という漫画のモダンバレエの話を読んで、クラシックバレエだけでなくモダンバレエにも興味を持つようになりました。大学でバレエの授業があるとシラバスに載っているのを見てぜひやりたいと思いました。それと同時に私は日本文学科で「能」も好きです。バレエと能の身体表現の相違にも大変興味があります。そして、おもしろみを感じます。そのためぜひこの授業に参加したいです。 ・バレエが大好きで、興味のあるものや大好きなダンサーのものは、できるだけ観に行っています。私もバレエを習っているので基礎的なことはわかるのですが、今までみるだけで終わってしまっていたので、この授業を通してより深くバレエのことを学びたいと思いました。ダンサーやコリオグラファーの伝えたいことなどを理解していきたいです。 ・4年生なので先生の講義がとれるのはこれが最後です! 以前フランスのリヨンに住んでおり、地元の音楽学校(コンセルヴァオワール)の学生、とりわけバレエの学生達とつきあったのがバレエに興味を持ったきっかけです。またオペラ座のすぐそばに住んでいたので、様々な公演を見ることができました。中でも印象にのこっているのが「キリアン」の公演です。今まできちんとバレエの歴史を学んだ事がなかったので、ぜひこの講義に参加したいです。 ・私は5歳の時から10年ぐらいクラシックバレエを習っていました。物心がついた頃から習っていたので、私にとっては生活の一部になっていました。劇場にもなるべくたくさん見にいっていました。 今日のビデオを見てモダンバレエも素晴らしいなと思いました。クラシックもモダンも見に行ったことはあるのですが、3つ目のトゥシューズを履いてモダンバレエを踊るようなものは、はじめて見ました。私は圧倒的にクラシックバレエ派でしたが、モダンバレエももっと見てみたいと思いました。 私が尊敬しているバレリーナはアンナパブロワです。最後はステージで死にたいという思いは素晴らしいと思いました。 私は心の休息のためにどうしてもこの授業を取りたいです。よろしくお願いします。 ・私は他のどの授業よりもこの身体表現論をとりたいです。そもそも私がバレエに興味を持つようになったのは、2年前からフラメンコを習い始めたことに始まります。練習を続けていくうちに、体の使い方がバレエを基本にしていることに気がついたのです。身体で自分のイメージを表現するためには、それを具現化する体、つまり柔軟性と筋肉の発達、しなやかさが必要だと痛感するようになったのです。それからは体を作るためにバレエについて本を読んだりして、自分なりに研究するようになりました。今ではもうすっかりバレエのとりこになりました。細く美しい手足、首。ムチのようにしなやかに躍動する筋肉。人間はきたえあげると、こんなにも美しくなれるのかと驚くばかりです。ぜったいにがんばります。よろしくお願いします。 ・バレエを観賞するのが趣味ですが、人からシルヴィ・ギエムのすごさを聞かれても、私にはただすごいとしか分からないのが現状です。またダンスマガジンを毎月購読しており、先生の連載を拝見し、バレエの歴史にも興味を持ちました。様々な視点からバレエの事を知り、考えることができたら、と考えています。 ・昔からバレエが好きで、外国へ行くと必ずバレエのビデオを買ってきます。スタイルさえ良ければ習ってみたいと思いました。バレエはミュージカルやお芝居のように台詞や歌がない分、表情や体での表現力にとても魅力を感じます。バレエの歴史や、バレエがどのように変化してきたのかなどを学び、より深くバレエが観賞できるようになれれば、と思っています。4年生で所有単位は全てとれていますが、この授業は自分のとても興味のある分野なので、是非受講したいと思っています。 ・私は演じることや表現することにとても興味があります。物心のついた頃から「踊る」ことが好きだったけれど、それが「何かを表現すること」が好き、ということに気付いたのは大学に入ってからです。 今、私は主に「演じる」ことに興味があり、そのためのというか、その同義として、「表現」の方法を知りたいと思っています。全身を使っての、言葉がないからこその、細かな表現から学べることは多いはず。だから私は受講を希望します。よろしくお願い致します。 ・私がバレエは初めて芸術だと気付いたのは、シルビィ・ギエムの「黒鳥」を見たときでした。衣装は練習着のままなのに、黒鳥そのものでした。今回でギエムのおどりをみるのは2回目ですが、ギエムはあきらかに他のバレエダンサーと違うのです。それは一体何故か?1つ(多分)は、動作のなめらかさと、それでもって体の安定性だと感じました。テレビで運良くロシアバレエの歴史をみることができ、バレエには長い歴史があることが分かりました。ロシアが生んだアンナ・パブロワの「瀕死の白鳥」がとてもすばらしかったのを覚えています。1年生のときからこの授業をとりたく、今回やっとこぎつけました。ただのミーハーでおわらしたくありません。バレエの歴史、ダンサー、たくさんのストーリーなど勉強したいと思っています。よろしくお願いします。 (今回のがしたら大学生おわってしまいます。)この授業は隔年ですよね。 ・私がこの授業を受けたいと思った理由は、何よりバレエに興味があったからです。同じ芸術でも美術や音楽とは違い、バレエは人間そのものの体で全てを表現していると思います。他に道具を使わずに、体の動きや表情のみで、こんなにも様々な事を表現できるものなのかと、初めてバレエを見た時に、すごく衝撃を受けました。そしてただ見てすごいなあと感じるだけでなく、その歴史や背景にもとても興味を持つようになったんです。そして、今有名なバレエダンサーの熊川哲也さんの事も、TVや雑誌でいろいろ見て、彼の生き方にもとても興味があり、彼やバレエについてももっと知りたいと思いました。この授業ではバレエについてたくさんの事を学びたいと思います。よろしくお願いします。 ・趣味が舞台を見ることで、最近はミュージカルを観るためにドイツ、オーストリア、スイスへ行ってきました。バレエはたまにTVでみる程度ですが(NHKでギエムを何度かみました)、最近はダンスにも興味を持っています。特におととしのピナバウシュの公演に感動して、次に来日したらどんなにお金がなくても全プログラム行こうと心に決めました。 この授業を取ろうと思ったのは、上に書いたような私の趣味と直結している内容だと思ったからです。 ・私は12年間バレエを習っていて、舞台レ・シルフィードのワルツの役を与えられ練習に励んでいる。これまで私にとって舞踏はひとつの趣味にすぎなかったが、音楽に感性をゆだね、全神経を集中して踊ること自体に喜びを感じ、又、自己解放をしている。ことばを越えたところでそれを表現し、人に伝えていくという魅力を探求するためにも、この授業を是非受講したい。 ・音楽や踊りや演劇や映画などといった、いわばエンターテイメント、好きなのはもちろんですが、そこに興味があります。宝塚や劇団四季などもそうですが、なぜここまで人の心というものを動かせるのか、そこに興味があり、その答えを自分の中で出したいと思っています。将来映画配給会社で働きたいと思っており、そこでバイトもしていますが、どこまで大衆の関心をひけるか、そこに全てがかかっています。そういう事も関連して、授業を取ろうと思いました。(バレエが好きというのが一番の動機ですが・・・ ・高校生の頃、音楽の時間にバレエを見たことがあり、そのころから興味があった。NHKなどでたまに放送しているものは、なるべく観るようにしている。私は「表現」ということにとても興味があり、それこそ中学生の時からお芝居は大量に見ているので、普通の人よりも詳しいという自信がある。 私自身も将来「表現」(私の中でそれは演劇なのだけれど)に関わることをしていきたいと思っているので、形は違うがバレエという表現方法を形式的に学びたいと思った。演劇は言葉という第一手段を持つが、表情や体の動き=全身で感情を表すバレエは、板の上の「表現」の中で一番難しいのでは?という気が、今日のビデオを見ていてした。 ・母の妹が2人共バレエの教室をひらいていることもあり、子供の頃に自分も習っていて、親しみがあること、またその時に身体をみがく、技をみがくことはもちろん、踊ることによって他人に何かをうったえるためには、その物語を解釈するための心もみがかなくてはいけないと教えられました。確かに同じものでも、振り付けや踊る側の違いで全く異なる作品ができあがります。それを学問として授業で学習するとどうなるのかに、大変興味があります。 |