H・アール・カオスを2,3年続けてみた人は「ワンパターンで飽きてきた」と言うかもしれない。だがもう少し続けてみれば、進化し続けているカンパニーだということがわかるはずだ。
大島早紀子の演出振付も、白河直子のダンスも、驚くほど進化している。
最後のほうで白河が全裸になるという演出は前にもあったが、今回は幕開きからいきなり彼女が全裸で出てくる。その踊りがあまりに素晴らしく、全裸で踊る意味もよくわかる。いや、ワイヤーを使っているのではないかと錯覚するくらい、絶妙なバランスを保ちながら踊る。やはり天才だと思った。
大島のワイヤーの使い方も進化している。
ただ、後半が少しだれた。あと10分短くてもいいのではと感じた。