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新国立劇場バレエ「ラ・バヤデール」
(2月23日 新国立劇場)

 「ラ・バヤデール」というと、ロシアで上演されている版の他、英国ロイヤルのマカロワ版、オペラ座のヌレエフ版が有名だが、新国が上演しているのはそのどちらでもない牧阿佐美版である。
 最近、ザハロワがしばしば来日するようになり、まだ無名の頃から「ザハロワ最高」と騒いでいた私としてはうれしい。
 見るたびによくなっていく。
 クラシック・バレエの化身のようなザハロワには、ハーレム・パンツはあまり似合わないし、花籠をもって踊るニキヤの踊りも、たとえばグラチョーワのほうがずっといい。しかし影の王国では、完璧な体型とテクニックで、もう他の追従を許さない。アラベスクでもアチチュードでも、後方に軽々と脚があがり、その完璧な形には溜息がでる。
 それに引き換え、ガムザッティのひどさには目を覆いたくなった。日本の観客もシビアになってきたようで、彼女のソロの後の拍手は際立って少なかった。
 ゼレンスキーは久しぶりに見たが、全然衰えを見せないので驚いた。

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