モダンダンスの牙城である現代舞踊協会の公演。
第一部は、飯塚真穂「Illusionー鳥籠姫」と森嘉子「遠い道」。飯塚は金井芙三枝の弟子であり、森はグレアムの流れをひくコレオグラファー。どちらも、それがすぐにわかる。つまり前者はじつに金井的、後者はグレアム的。はっきりいって、つまらない。
今回の公演の目玉は第二部の田中泯「イノセント・チェーホフ」である。そのため、現代舞踊協会の公演には絶対に来なさそうな批評家たちが大勢きていた。
チェーホフの特定の作品を舞踊家したわけではなく、「チェーホフ的」なもの、「ロシア的」なものを描き出そうとしている。出演した若いモダンダンサーたちにとっては、田中泯との触れ合いは貴重は体験になったのではなかろうか。