小島章司フラメンコ2002「クアドロ・フラメンコ」 (11月30日 新国立劇場中劇場)
小島章司のフラメンコは、すでに彼独特のスタイルを築き上げているが、ここ数年の公演のなかでは今回が最高だった。 ここ数年、小島の公演は佐野勝也が演出している。彼の演出はともすると、「懲りすぎ」というか、「趣味に走りすぎて」いるのだが、今回はじつによかった。 小島の踊りも、ここ数年、「内へ内へ」、「暗いほうへ暗いほうへ」どんどんのめりこんでいったが、今回の踊りはじつによかった。それは、彼の、ともすると重苦しい内向的な踊りのなかに「軽さ」が見えたからである。