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ルジマトフのすべて
(7月17日 新宿文化センター)

 まずクチュルク、ミハリョフの「眠り」。クチュルクにはお姫様は似合わない。
 シェスタコワとシャドルーヒンの「ラ・シルフィード」。忘れた。
 ペレンとシヴァコフの「海賊」。シヴァコフは素晴らしいダンサーである。
 ルジマトフは、「薔薇の精」が「アルビノーニのアダージョ」に変更。今春に虫垂炎の手術をしたためだそうだ。飛んだり跳ねたりできないということか。「アルビノーニのアダージョ」はエイフマン初期の駄作であるが、ルジマトフのファンにとってはうれしい演目なのかも知れない。
 エフセーエワとマスロボエフの「春の水」。なんだか、こういう作品をみていると、「スワン」とか「アラベスク」を思い出してしまう。
 日本初演の「記憶のかけら」。ルジマトフが出ているのだが、つまらない作品。
 ジュドとルブロの「白の組曲」。ご存じ、東京バレエ団の好きな演目だが、リファールの駄作である。ジュドは立派だ。やはりオペラ座のエトワールだった人はちがう。相手役のルブロは初めてみたが、美少女。
 ステパノワとシヴァコフの「ドン・キホーテ」。なんというミスマッチ。シヴァコフはきれいな踊りを見せるダンサーだが、ステパノワは乱暴もいいとこ。汚い踊りといってもいい。勢いだけのダンサーである。
 さて、「放蕩息子」。バランシンの初期作品である。ルジマトフと、ビデオのバリシニコフを比べると、バリシニコフがいかに優れていたかがよくわかる。ルジマトフはまだ踊り込んでいないようだ。へた。

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