チューリヒ・バレエ「ロメオとジュリエット」 (6月5日 国際フォーラムA)
「ロミ・ジュリ」の振付はいろいろある。ラヴロフスキー、グリゴローヴィチ、マクミラン、クランコ。マイヨーの振付も忘れがたい。ナチョ・デュアト版は観たことがないが、ぜひ観たいものである。エリザリエフ版(ベラルーシ・バレエ)は、期待していたのに、ちょっと失望ものであった。 シュペルリの振付にも失望した。語彙が貧弱で、平凡な振り付けしかできないのだが、それを粉飾するために、ところどころ無理な振りを挿入する。そのために流れが切断されて、観ていて気分がわるくなる。 熊川は、意外に抑制された、余裕のある動きを見せながら、所々にさりげなく超絶技巧を見せた。デュランテも好演だったが、私は最近、彼女の踊りには感動をおぼえない。