全体にリハーサルの詰めが甘いように思った。踊りが乱れている。
サラ・ウィルドーの肥りぶりには驚いた。あれはダンサーの肥り方ではない。ただのデブおばさんだ。ロンドンにいたとき、彼女の踊りはずいぶん見たが、私は彼女があまり好きではなく、ロイヤルのプリンシパルになったときも、首を傾げたほうである。それにしても・・・「イザドラ」のときは、妊婦が出てきたのかと思った。
アダム・クーパーは、気持ちがいいくらいキレのいい踊りを見せてくれた。ブラボー。
でも一番よかったのは、「コンチェルト」の厚木三杏であった。鳥肌がたつくらい、素晴らしかった。
20世紀の名作を上演していきたいというスターダンサーズの方針には拍手を送りたい。だが、マクミランの傑作は『ロミ・ジュリ』『マノン』などであり、「エリート・シンコペーション」や「ソリテイル」を保存していく価値があるんだろうか。