下村由理恵と熊川哲也。
いま日本で、ジゼルをやらせたら下村由理恵の右に出る者はない。絶品である。言うことなし。
コール・ド・バレエ全員がほとんど同じ身長なので、驚いた。ここまでそろったコール・ド・バレエは見たことがない。バレエ協会の公演だからこそであろう。
第一幕の熊川は、昨年のKカンパニーのときよりもずっとよくなっていたので、「おお、成長した。おとなになったなあ」と思っていたが、第二幕では、そのひどさに呆れた。思わず「やる気あるの?」と言いたくなった。アルブレヒトのヴァリアシオンは素晴らしかったが、でもそれだけである。ここまで心がこもっていない、手抜きの踊りを見せられると、さすがの私も腹が立つ。